JTBは、国内の宿泊施設をはじめとしたツーリズム産業における人財不足解消、および地域経済の活性化を目指して、接客・ホスピタリティ人財を中心とした人財ビジネスに本格参入をすることを発表した。

今回、ホテル業界に特化した総合人財サービス会社として2019年4月にワールドスタッフィングと共同設立したJWソリューションの大幅な事業強化を目的に出資するとともに、様々なリソースを投下することで、ツーリズム業界全体への事業拡大を加速するという。

ツーリズム事業者向けへの提供サービスとして、高度な接客・ホスピタリティ人財を中心とした人財派遣・紹介・請負サービスおよび人財の採用、育成、着任、定着を支援する付加価値サービスをあげている。

人財会社向けへのサービスとしては、人財会社が保有する人財のツーリズム事業者への紹介支援および独自のホスピタリティメソッドに則った人財育成・定着支援のための研修プログラム提供をあげている。

今回のJWSの事業強化では、JTBからの出資に加え、同社の親会社であるワールドホールディングスからも同時に出資が行われるとのことだ。

JTBの保有する「これまでの旅行業で培ってきた“ホスピタリティ”を可視化し育成する独自メソッド」や「地域のツーリズム事業者とのネットワーク」に加えて、ワールドホールディングスの持つ「人材ビジネスのノウハウ」や「コンソーシアムを通じた人財供給力」などのリソースをともに供給することで、ツーリズム事業者の課題解決に資する人財ソリューション事業を本格化し、全国展開を進める方針を示している。