旭化成、プライバシーを守りつつ店内映像を確認する実証実験を開始

旭化成は、プライバシー問題を解決したライブカメラ「透け撮るんSKETOLN」の実証実験を行うことを発表した。

同実験では、同社が開発したライブカメラ「透け撮るんSKETOLN」を使用し、旭化成が本社を置く日比谷三井タワーのスカイラウンジで14日に開始するという。

「透け撮るん」はあらかじめ撮影したフロアの画像を背景に、ライブ撮影した映像から人の輪郭だけを抜き出して表示することで、個人を特定せずプライバシーに配慮しながらインターネット上で配信可能。

今回の実験の目的は、店舗の混雑具合を離れた場所からデジタルサイネージやスマートフォン等でエンドユーザにライブ配信することで、集客効果が生まれるか否かを確認することだとしている。

同社によるとファストフード店やフードコート、カフェなど飲食店の利用状況の配信のほか、遠方に暮らす両親の見守りなど多岐にわたる利用シーンを想定し、実用化の可能性を探っていくとのことだ。

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