韓国の現代自動車(以下「ヒュンダイ」)は、2023年にサービス開始予定の米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの航空ライドシェアサービス「ウーバーエア」向けに空飛ぶ車を大量生産すると発表した。
ヒュンダイは、ウーバーが目指す主要都市を結ぶ「エアタクシー」網構想に参画した初めての自動車メーカー。同社は米ラスベガスでの年次家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、6日ウーバーと開発したコンセプト版の電動飛行機を披露した。
同モデルが完成すれば垂直離着陸が可能となり、時速最大200マイル(約322キロ)で4人の乗客を運ぶことができるとしている。なお60マイルの範囲内なら電気動力のみで動くことが可能。
ウーバーは都市部での飛行実証実験を年内に、商業運転を23年にそれぞれ開始すると表明しており、当プロジェクトには米航空機大手ボーイング(BA.N)の子会社、オーロラ・フライト・サイエンシズも参加している。
ウーバーは商業運転を23年に開始すると表明したが、ヒュンダイの幹部は、法律やシステムの整備に時間がかかるため、都市航空交通サービスの商業化は2028年になるとの見通しを示しているとのことだ。