位置情報技術のプラットフォームを提供するHERE Technologies(以下「HERE」)が三菱商事との業務提携を発表した。
同社はこの提携を通じ、日本およびアジア太平洋地域市場における様々な戦略に取り組むという。この取り組みにはHEREの技術を通じた、トラック輸送およびラストマイルデリバリーの効率化、ミドルマイルデリバリーにおける配送ルートの最適化と積載量管理、交通渋滞の緩和にフォーカスしたスマートシティ計画の支援、空港やエンターテイメント施設におけるより良いモバイルナビゲーションシステムや位置情報をベースとした広告の提供など、輸送/物流、その他の業界における顧客ニーズへの対応が含まれる。
また、協業の一環として、三菱商事は自社のデジタル化にHEREのロケーション・プラットフォームを活用する計画もあるとのことだ。
同社の最高経営責任者(CEO)は、今回の提携により「ロケーション・インテリジェンスに対応したさまざまなデータによって、多様な業界における成長促進、コスト効率の向上、そして顧客へのイノベーションを加速できる」と述べている。