ドコモは、エッジコンピューティングを提供するMobiledgeXと5Gソリューションをグローバルに展開することをめざし、MECを活用したアプリケーションを迅速かつ容易にグローバルに配信できるソリューションの実証実験を2020年1月22日から実施することを発表した。

ドコモはMEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)の特徴を持つ「ドコモオープンイノベーションクラウド」を「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加しているパートナー企業・団体に提供している。

パートナー企業・団体のグローバル進出に伴い、国内で開発されたMECを活用したソリューションを海外に展開するニーズが見込まれているが、各国の通信事業者に配置されたMECを利用するためには、MECの利用条件やシステムの可用性などを、個別に確認・検証するという課題があった。

MobiledgeXは、MECを活用したアプリケーションを管理するポータルサイトを保持し、各国の通信事業者のネットワーク内にあるMECと接続することで、アプリケーションをそれぞれのMECへ配信するソリューションを提供している。このソリューションを利用することで、アプリケーションを迅速かつ容易に配信することができるようになる。

今後両社は、このソリューションを活用して、国内パートナーのグローバル展開の支援を目指すとしている。