NECは、兵庫県の市川町へコミュニケーション・ロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」を活用した高齢者の見守りと生活をサポートするサービス「みまもり パペロ」を提供することを発表した。

市川町では、公募などでトライアルのモニターを募集し、2020年2月1日から2か月間の無償トライアルを実施し、4月以降に同トライアルの結果を踏まえたサービス提供の実現に取り組むとしている。

同サービスは、一人住まいの高齢者の安心・安全な暮らしをサポートするとともに、ロボットと会話することや高齢者と離れて暮らす家族とのコミュニケーションを豊かにすることで、孤独感や退屈感を癒し、生活を活性化することを目的としている。

顔検知機能や音声認識AI技術、さらにクラウドサービスを融合させ、「見守り」機能や「コミュニケーション」機能、防災メールの自動配信など12種類の豊富なメニューが備わっている。

API連携により自治体独自のサービスを開発することも可能であるという。

同社は、今後も引き続き全国の自治体や団体、民間企業などと連携してサービスを拡大し、今後2年間で1万人へサービスを提供することを目標としている。