電通は、テレビ番組やテレビCMの情報に接触したと推定される人々に対し、視聴後最速30分で視聴した情報に関連したデジタル広告を配信する技術を開発し、ソリューション「Celer STADIA(セラ・スタジア)」として提供を開始した。

これまでのテレビ番組やテレビCMの情報に基づいた即時デジタル広告配信は、テレビで表示されるタイミングに合わせてスマホ等にデジタル広告を表示させることに留まっていた。

今回、オフラインとオンラインの統合マーケティング基盤「STADIA」に高頻度で収集された視聴データを高速分散解析する「Celerエンジン(セラ・エンジン)」によって、視聴した”人”(推定)に、最速30分後にデジタル広告の配信が可能となった。

これによって、視聴者は、テレビ番組・CMで目にした特定の商品や店舗の情報に関心が高くなっている状態のまま、検索の手間無く再び触れることになり、広告主としてはより高い広告効果を期待できるようになるという。

同社は、今後もテレビとデジタルの相乗効果を高めるために、リアルタイム性を追求し、データや技術の開発や協業を進めていくとしている。