GMOインターネットは、2020年上半期の提供開始に向け準備を進めている日本円と連動したステーブルコイン「GMO Japanese YEN(以下、GYEN)」について、土台となるブロックチェーンの内部実証実験を開始したことを発表した。

ステーブルコインは、法定通貨に担保された「法定通貨担保型」、他の仮想通貨により担保された「仮想通貨担保型」、原油や金などのコモディティにより担保された「コモディティ担保型」、資産の担保が無くスマートコントラクト機能により価値を安定させる「無担保型」の、大きく4つに分類されるという。

今回、GMOインターネットが発行に向けて、ブロックチェーンの内部実証実験を開始したステーブルコインは、日本円に担保された法定通貨担保型(円ペッグ通貨)。

GYENの土台となるブロックチェーンの開発が完了したことを受けて、次のフェーズとして内部における実証実験を行う運びになったとのことだ。

関連法規を遵守するステーブルコインとして、海外でGYENの提供を開始する予定としており、GMOインターネットは、GYENを通じて仮想通貨のボーダレスな取引や、フィンテック分野におけるブロックチェーン技術の活用支援を目指していくとしている。