ソフトバンクは、東京工業大学と共同で「ケータイドローン飛行制御システム」を開発し、国土交通省から目視外飛行の許可を得て、実証実験を実施したことを発表した。

今回、東京都江東区青海にいる操縦者が、約70キロメートル離れた千葉県長生村にあるドローンを飛行させる実証実験を実施。モバイルネットワークを利用して遠隔地から目視外での手動操縦や、自律飛行および遠隔地からの手動操縦から現地の目視内の手動操縦への切り替えに成功したという。

同システムは、モバイルネットワークで遠隔地からドローンの手動操縦ができ、さらに飛行ルートをあらかじめ設定した自律飛行と、ドローンが離着陸する現地の操縦者による目視内の手動操縦へ切り替えることができる。

また、ドローンと操縦機の双方にLTE対応の通信モジュールを搭載して、広範なエリアをカバーできるモバイルネットワークを介した遠隔操作を可能にするとともに、ドローンからの視界の映像を操縦者に中継することで目視外での手動操縦を可能とした。