ウェザーニューズのグローバルアイスセンターは、2019年の北極海の海氷に関する振り返りを発表した。それによると、夏の記録的な暑さで観測史上2番目に小さい海氷域面積を記録したという。
カリフォルニア大学によると、北緯70度以北における8月の平均気温は過去40年間で最も高く、6月と9月の平均気温も過去2番目に高くなったという。この影響で、海氷の融解は例年以上に進み、特にラプテフ海からビューフォート海では観測史上最速のペースで海氷域が減少。
今年は3月12日に年間最大面積1,427万㎢、9月17日に年間最小面積396万㎢を記録し、年間最小面積は北極海上で発生した巨大な低気圧の影響で最小となった2012年8月の記録に次いで、1979年の観測開始以来2番目に小さくなったという。