凸版印刷は、東京都の2050年CO2排出実質ゼロを目指す「ゼロエミッション東京」の取り組みに賛同し、凸版印刷が保有する東京都キャップ&トレード制度（※1）に基づくCO2削減クレジット10万tを、東京都に寄付したことを公表した。
凸版印刷は、1992年に環境保全活動の基本理念として「凸版印刷地球環境宣言」を定め、さらに2009年にはこの宣言をグループ全体に広げる「トッパングループ地球環境宣言」と改め、将来にわたってあらゆる生命が存続できるサステナブルな社会の実現に向けた活動を推進してきたという。
また、2019年11月に策定・公表した「TOPPAN SDGs STATEMENT」では、SDGs（※2）に貢献することを宣言。
2030年に向けた温室効果ガスの数値目標を設定し、未来を見据えた地球環境保全の取り組みをさらに強化しているとのことだ。
今回、凸版印刷が環境問題への取り組みの一環として実施してきた省エネ・節電が、CO2排出量の超過削減、クレジット創出につながり、今回の寄付を実現。
今後も凸版印刷は、社会的価値創造企業になることを目指し、持続可能な社会の実現に向けて貢献していくとしている。
※1 東京都キャップ&トレード制度について
東京都環境確保条例により、3ヶ年連続して電気等のエネルギー使用量が原油換算で年間1,500kL以上となった大規模事業所にCO2削減義務を課す制度のことで、削減義務量以上にCO2削減を達成した超過削減量をクレジットにすることが可能。
※2 SDGsについて
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標で、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成。