電通は、自家用車オーナー同士の間で愛車を一時的に交換することができるアプリサービス「CAROSET」(以下「カローゼット」)を開始した。
同サービスは、同社が2018年10月に、CtoCサービスを開発・提供していく100%子会社として設立した「カローゼット」(以下「カローゼット社」)の第1弾のサービスとして開発されたという。
カローゼットは、クルマを所有する価値にあらためて着目し、利用者間での金銭のやりとりが発生しない「共利用型シェアリング」という今までにないシェアリングモデルとして、クルマオーナーの潜在的なニーズと課題に応えるサービス。
月額基本料780円(税別・2020年5月末まで無料)を支払って会員となれば、自分が所有するクルマをアプリに登録することで、その時々の目的に合った、他のカローゼット会員のクルマと「一時的に」交換することが可能となる。
例えば、雪山にスキーに行くときは、自分のクルマと他の会員のスタッドレスタイヤ装備のSUVを一時交換する際なども利用できる。
また、他の会員からの一時交換リクエストに応じた日数分だけ、自分も他の会員に一時交換のリクエストを出すことができるというルールが最大の特徴だとしている。
カローゼット社が提唱する新しい概念「金銭授受を伴わない、平等かつ助け合いの精神を持った個人資産の共利用」=Open Personal Asset(オープンパーソナルアセット)に基づき、将来的にはさまざまな企業・団体と協力しながら、クルマに限らず、個人が保有する他の資産へとサービスの範囲を広げていくことを目指していくとのことだ。