2019年サイト訪問者数トップはGoogle、2位 Amazon、3位 楽天市場 ヴァリューズ調査が発表

ヴァリューズは、一般ユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、2019年1月~10月のWebサイトのアクセス数、スマートフォンのアプリの起動数を調査し、ランキングを作成。前年と比較してユーザー数が伸びているWebサイト、アプリについても分析をおこない結果を発表した。

以下、同調査の結果となる。

2019年の年間トップWebサイトはGoogle、2位にAmazon、3位に楽天市場

2019年の年間トップWebサイトはGoogle、2位は「Amazon.co.jp」、3位は「楽天市場」で2大ショッピングモールのユーザー数が拮抗している結果となった。

上位3サイトはPCとスマートフォン合わせて、のべ1億人以上がWebサイトに訪れており、日常利用が定着していると同社は述べている。

5位はSNSの「Twitter」。「Facebook」は10位となった。

4位「Yahoo!JAPAN」、7位「Yahoo!ニュース」、11位「Yahoo!ショッピング」など “Yahoo!関連”サイトも複数ランクインしており、Yahoo!の根強い人気がうかがえるという。

8位は動画配信系サービスでは唯一ランクインした「YouTube」。9位はインターネット百科事典の「ウィキペディア (Wikipedia)」となった。

アプリのトップはLINE、利用ユーザー数は1億人に迫る勢い

スマートフォンのアプリについても、2019年1月~10月の起動ユーザー数を調査することで、“実際によく使われているアプリ”をランキング化すると、2019年最も利用されていたアプリは、「LINE」との結果に。

利用ユーザー数は約9,300万人と1億人に迫る勢いで、2位の「Twitter」に大差をつけた。

「Twitter」はWebサイトのランキングでは5位だったが、アプリでは2位に浮上。3位は「Amazonショッピング」で5,000万弱人が利用。

4位は「Facebook」、5位は「Yahoo!」となった。また、6位には「Instagram」がランクインしており、アプリではSNS系が上位を占める結果になった。

アプリユーザーの昨対比ではPayPayが他を圧倒して大幅躍進

昨年と比較して利用者数が伸びたアプリを調査したところ、トップはスマホ決済アプリ「PayPay」だったという。

昨年12月に続き、「PayPay」がおこなった総額100億円をユーザーに還元するプロモーション『100億円キャンペーン』が話題となり、10月には消費税増税に伴うキャッシュレス・ポイント還元事業の追い風も受けて、アプリユーザー数増加につながったことが考えられると同社は推測している。

他には通信キャリア系決済アプリの「d払い」も前年比が約4倍に伸びており、「楽天ペイ」、「Google Pay」など、全体的にスマホ決済アプリが躍進。

また、「セブン-イレブン」、「ローソン」など、コンビニ公式アプリも利用者数を伸ばし、コンビニ公式アプリは、店舗検索や商品情報、お得なクーポンなどの情報を入手できることもあり、日常利用が定着していると同社は述べている。

ニュース系アプリでは、千鳥や日向坂46などが、便利機能やコンテンツを紹介するCMが話題となった「SmartNews」、マクドナルドの無料クーポンがもらえるCMを展開した「グノシー」がランクインした。


【調査概要】
全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2019年1月~10月のネット行動ログを分析。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。Webサイトの「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義。
※アプリのユーザー数は、Androidスマートフォンでの起動を集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。アプリのカテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得。メール、Google Chrome、YouTube、Googleマップ、Gmailなどプリインストールアプリは対象外とする。

モバイルバージョンを終了