ニューラルポケットが、スマートフォン向けアプリケーションにおいて、AI搭載のドライブレコーダーアプリ「スマートくん」を無料リリースした。
「スマートくん」はAI技術を用いた検知をスマートフォンの端末内で実施することができるドライブレコーダースマートフォンアプリ。
同アプリでは、ユーザーの手持ちのスマートフォンにおいて、アプリケーションをダウンロートし、市販の一般的なスマホ用スタンドに手持ちのスマホを取り付けるだけで、ドライブレコーダーの機能として常時録画や車間距離の計測、AIによる急発進・急停止などの動作感知や周辺に映る物体(自動車、歩行者、信号機等)の検知が可能となる。
従来のように、数万円の費用をかけてデバイス・専用端末を新たに用意および設置工事を行う必要がなく、気軽に高性能のドライブレコーダーとして利用できるという。
また、全ての機能をスマートフォンの中で搭載し、個人情報に配慮した形で利用可能。個人情報を登録する必要もなく、アプリケーションのダウンロード時等を除いて、ドライブレコーダー機能の利用は、基本的には通信料が発生しない。
さらにAI技術を用いて取得したデータは、今後2020年年始には、ユーザーに対する運転安全レポートや運転サポート通知(前方車両発信を音声で通知等)などの便利機能として利用・提供予定だという。
同社は、個人情報に紐づけない形でプライバシーに配慮した上で、道路上のあらゆるデータを取得し、ビッグデータとして活用していくことを検討。
具体的には、道路インフラの保守維持に必要な情報の収集や倒木・落下物等の道路安全に係るデータの把握、リアルタイムでの混雑状況把握による交通利便性の向上、自動運転の実現に向けた環境データ整備など、モビリティやインフラ等の関係企業や自治体・官公庁等と連携したデータの利活用を進めていく予定だという。