読売広告社都市生活研究所は、ミレニアル世代のマーケターを中心に、「意識・行動・消費志向」など、様々な価値観に関する調査分析を実施し、その結果を2019年11月29日に発表した。

調査結果のトピックスは以下のとおり。

・約半数が「多少無理をしてでも、欲しいものを購入したい」

・6割弱が「つながることよりも適度な距離感」を重視

・約半数が「狭く深い人付き合い」が多い

約半数が「多少無理をしてでも、欲しいものを購入したい」

ミレニアル世代の約半数が、「多少無理をしても欲しいものを購入したい」と回答し、その他世代を上回った。巷では「モノを買わない世代」とのイメージがあるが、消費欲求も持ち合わせている様子が見受けられたとしている。

6割弱が「つながることよりも適度な距離感」を重視

ミレニアル世代の半数以上が、「つながることよりも、適度な距離感を保つことのほうが大事だ」と回答し、その他世代を上回る結果となった。同社では、「周囲とつながりたい欲求が強い」イメージがあるミレニアル世代だが、むやみやたらにつながるのではなく、心地よい距離感を意識している様子が見受けられたとしている。

約半数が「狭く深い人付き合い」が多い

ミレニアル世代の約半数が、「狭く深い人付き合いが多い」と回答し、その他世代を上回る結果に。広い交友関係を持つ印象のミレニアル世代であるが、求めているのは狭くても密接で濃厚な人付き合いであることがうかがえたとしている。


【調査概要】
■調査手法:インターネット定量調査 ※実査委託先:楽天インサイト
■配信対象:首都圏(一都三県)もしくは関西の二府三県に住み、2000年3月以前に生まれた人 ※職業条件で「学生」「その他」は除外
■サンプル数:4,434人 ※エリア×年代の人口構成比にあわせたウエイトをかけて集計
■分析対象:本リリースは、首都圏在住のミレニアル世代(1981年~1996年度)890人とその他の世代(1965年~1980年度)1,179人を対象に分析した結果を掲載
■調査期間:2019年6~7月