ミドル・シニア層(40~50代)を対象にしたセカンドライフ準備支援サービス「ネクステージクラブ」を運営するイーウェルは「セカンドキャリア」に関するアンケートを行い結果を発表した。

ミドル・シニア層の定年までのキャリアプラン

「人生100年時代といわれる現状において、何歳まで働こうと思っているか」、「定年まで現在の会社に勤めるか、または独立や転職を検討しているか」の2項目について調査を行った。

何歳まで働こうと思っているか

人生100年時代においても7割以上のミドル・シニア層が70歳までに引退したいと考えていることが判明。年代別に見ても、65歳または70歳まで働きたいと回答した人は、40代で6割以上、50代で7割以上という結果に。

定年まで現在の会社に勤めるか、または独立や転職を検討しているか

8割以上が「定年まで、現在の会社に勤めるつもり」と回答。転職や独立を考えている人はそれぞれ7.7%と1.9%とキャリアチェンジを検討している人は少ないよう。

ミドル・シニア層のリカレント(学び直し)への取り組み

アンケートではミドル・シニアがスキルアップのために取り組んでいること、またこれから取り組んでいきたい分野についての調査も。

今後身につけたい職務能力

ミドル・シニア層が今後習得したいスキルとして、「語学」が最も多く(23.7%)、続いて「AI・IoTなどのテクノロジーの取扱い」(15.3%)、「データ分析能力」(14.5%)と語学やテクノロジー関連のスキルが人気なよう。

しかし一方で、「特に身に着けたいスキルはない」という人が2割(22.9%)おり、スキルアップの必要性を感じていない人やどのようなスキルを習得すべきかわからないミドル・シニア層が一定数存在することも明らかになった。

「その他」と回答した人について、「カウンセリング」や「コンサルティング」といったアドバイザーのスキルを身に着けたいという回答の他、「具体化できず困っている」という悩みを持つ人も見受けられた。

職務能力を高めるために、業務時間外に取り組んでいること

職務能力を高めるために、業務時間外に取り組んでいることはありますか」という質問に対して、6割の人は「特に取り組んでいることはない」と答え、スキルアップに取り組んでいる人は半数以下にとどまっている結果となった。

スキルアップに取り組んでいる人で最も多かった回答は「資格試験」であり、全体の2割(18.3%)を占めた。また、社会人大学院や副業といったスキルアップへの取り組みは主流でないようだ。

【調査概要】
<調査内容>
1.ミドル・シニア層の定年までのキャリアプラン
2.ミドル・シニア層のリカレント(学び直し)への取り組み

<調査方法>
・調査対象 :「ネクステージクラブ」アプリ利用者
・実施時期 :2019年11月2日~2019年11月5日
・調査手法 :インターネット上のアンケート調査
・有効回答数:104人(男性63人、女性41人)

<参照元>
ミドル・シニア層(40~50代)向け 「セカンドキャリア」に関するアンケート調査結果
イーウェル