hachidoriは、アルバイト領域の課題をテクノロジーで解決する「バイトテック」サービスのカオスマップを作成・公開した。
バイトテックとは、アルバイト(Arbeit)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた新しい言葉で、アルバイトを雇用する事業者やアルバイト自身が抱える課題をテクノロジーで解決するサービス群を指す。
バイトテック 各カテゴリの動向
- 採用
- 管理
- 教育
- 金融
人手不足は解消されないまま採用コストだけが嵩む状況下で、タイミーをはじめとした、数時間単位の短期バイトを即時採用できるサービスが急伸しているという。
また、正社員採用において徐々に市民権を得始めているリファラル採用ツールをアルバイト採用で利用し、採用コスト高騰の打破に取り組む事業者も増加。
アルバイトの管理は紙やExcelなどのアナログな手法を用いて行われることがほとんどだったが、手動管理にかかる膨大な工数を削減するため、AirSHIFTやCASTなど、シフト・勤怠をスマートフォンアプリやパソコンで管理できるサービスの利用が増加。
また、近年の外国人労働者の急増に伴い、複雑な外国人労働者の労務管理業務を容易にするビザマネのようなサービスも生まれており、本分野は本年4月の出入国管理及び難民認定法改正によって今後さらなる伸長が見込まれているとのことだ。
言語の壁がある外国人労働者の増加を受けて、より簡単に、標準化された教育を行うために画像・動画などのビジュアルコンテンツを用いたマニュアルを作成する事業者が増加。
また、ディップ総合研究所の調査によると、採用されたアルバイトの2割が半年以内に、4割が1年以内に離職してしまうといわれており、早期離職を防いで定着を手助けするために、RiCareのようなアセスメントツールも利用されているという。
アルバイトの給料即払いニーズは根強く、飲食店向けメディアEATASによると、給料日払いに対応する求人は従来の月払い対応求人と比較して約3倍の応募数が見込めるといわれており、これに対応し、Paymeなどの給料前払いサービスを利用する事業者が増えているとのことだ。
また、クレジットカードを持つことができない学生も多いアルバイトの少額資金ニーズに対応して、年齢制限なくVisaプリペイドカードを作れるVANDLE CARDやクレジットカードなしで決済が可能なPaidyなどのサービスが台頭。