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AIがセンター試験英語筆記科目において85点を達成

日本電信電話(以下、NTT)は、NTTグループのAI関連技術corevo(R)の研究開発、および大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下、NII)の人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の一環として、2019年センター試験の英語筆記本試験に挑戦した結果、185点(偏差値64.1)を達成したことを発表した。

今回、深層学習に基づく文書読解技術であるXLNet(※1)では解答が困難であった不要文除去・段落タイトル付与・発音問題について、NTT CS研を中心とした東ロボ英語チームの独自技術を適用。

(※1)深層学習による⽂書表現技術の⼀種。極めて⼤規模なテキストデータを⽤いた単語の並び情報をもとに⽂書の的確な表現を獲得できる。対象とする課題のデータが少量であっても、これらの表現をもとに学習を⾏うことで、数多くの⾃然⾔語処理の課題で最⾼レベルの性能が達成されている。

その結果、2019年本試験では点数が大きく伸び185点(200点満点、適用前154点)、受験者中の偏差値は64.1(独自技術適用前57.0)を達成。また、同じ技術を過去3年間のセンター本試験・追試験に対して適用した結果も、安定して偏差値60以上を達成したという。

今後は、⾔語以外の情報や実世界の常識的知識が強く関わるタイプの問題に対応するため、関連する基礎研究の推進とその統合を進めていくとしている。

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