スマホを「クルマのキー」に変える新たなUWBチップ、NXP発表

NXP Semiconductorsは新しい車載超広帯域無線(UWB)ICのリリースにより、そのUWBポートフォリオをさらに拡大したと発表した。

UWBはWi-Fi、Bluetooth、GPSなどの他のワイヤレス技術に比べ、極めて高精度でセキュアなリアルタイム位置特定機能を提供する。

UWB技術はUWB技術搭載のクルマ、モバイル機器、その他のスマート・デバイスに対し空間的認知機能を提供し、ユーザーのいる場所をクルマに正確に知らせるという。

これにより、初めて、スマートフォン・ベースのカー・アクセスが最新のキー・フォブと同じレベルの利便性を提供できるようになるとのことだ。

ユーザーはスマートフォンをポケットやバッグに入れたまま、クルマのドア開閉、エンジンスタート、スマートフォンを通じたセキュアなリモート・パーキングが可能になり、さらに、新しいUWB ICはリレー・アタックによるクルマの盗難を最大限のレベルで防止するとしている。

その他の車載UWBユースケース

NXPの副社長兼セキュア・カー・アクセス担当ゼネラル・マネージャのMarkus Staeblein氏は、

「モビリティと車載の領域に存在するUWB技術の応用範囲は極めて広範です。これらセグメントの有力半導体メーカーとして、私たちはこうした機会を活用し、ユーザーに対しよりシームレスでセキュアなモビリティ体験を提供したいと願っています。」

とコメントしている。

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