日本初、「ゲーミフィケーション」活用の採用選考プロセスの利用開始

タレンタは、入社後の「仕事の成果」や「学習能力・成長力」との相関係数が高いとされ、論理思考力・記憶力・並行処理力・推論力・空間認識力・数値計算力などいったコンピテンシー発揮のベースとなる「認知能力」を測定する適性検査「HireVue(ハイアービュー)ゲームベースアセスメント(日本版)」の先行導入企業による利用が開始したことを発表した。

国内初のゲーミフィケーションを取り入れた先進的なアセスメントの活用を通じて、多くの企業の採用現場へ本格的な導入を支援し、精度の高いマッチングの創出に取り組むとしている。

タレンタ 代表取締役社長 兼 COO 田中氏によると、ゲーミフィケーション技術の活用メリットは、受験が容易なことに加え、素の姿がデータとして短時間で収集できること、プレイ結果を即座にフィードバックができることなどの候補者体験(Candidate Experience)の向上にあるという。

このアセスメント(適性検査)では、従来型の言語・非言語を軸とした適性検査では測定できない候補者の『知覚・記憶・学習・推論・判断・問題解決など、一連の知的活動に関わる基本能力』を測定し、入社後の「仕事の成果予測」「学習能力・成長力」の予測分析に基づく本格的な「ポテンシャル採用」の選考プロセスを実現可能にするとのことだ。

仕事の成果との相関が強いコンピテンシーを選考評価軸に活用することで、受験時の「知識・学力」を問う静的な評価指標に加えて、将来のポテンシャルにフォーカスされたすべての候補者を平等に評価する妥当性の高い採用選考を実施することが可能になるとしている。

また、ゲーミフィケーションの手法を取り入れたことにより、公式や解答パターンを理解し、正しく回答することを求めるのではなく、不明瞭な変化への対応、アイデアの創出、事象の特徴や傾向を掴む力、主体的な実行力を求めるイノベーション人材の発掘にも有効な選考手段だという。

同社は、今後の展開として、「こころの知能指数」と呼ばれる、EQ(自己や他者の感情を知覚・制御する能力)を測定するアセスメントへ領域拡大し、採用選考、人材配置、人材開発(リーダーシップ開発)などの領域でピープルアナリティクスを推進支援するアセスメントとしての展開を計画していることを示している。

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