3カ月以内の離職が12%減。介護事業所新規入職者への遠隔チャットサポート実証

エス・エム・エスが、同社が提供する介護事業所の新規入職者向け遠隔チャット相談「介護職スタートアップサポート」についての実証を開始。

同実証のため、公益社団法人全国老人福祉施設協議会(以下「老施協」)に加盟する全国の高齢者福祉施設・事業所などへ同サービスの提供を開始した。

実証概要

老施協の会員を中心にサポート対象者となる新規入職者の募集を行い、当社の電話や訪問によるヒアリングを経て、実証を開始。

同社調べの職場の満足度に関するアンケート調査によると、早期離職の主な原因は、「職員間の人間関係」「業務に対する不安」が上位となっており、また入社以降ストレスを強く感じるのは「就業後1週間以内」と「1か月後」という結果が出ているという。(※)

※2018年6月「職場の満足度に関するアンケート」および2018年10月「定着支援サービスに向けた調査」より

同社は、新規入職者を対象とした同サービスを試験的に実施してきたが、新規入職者に対してサポーターがチャットを通じて、定期的に業務に関するアドバイスや、不満・不安を聞くことで、離職リスクとなるストレスなどを軽減し、3か月以内の離職が12%減少するなど一定の成果が得られたという。

実証期間は、11月以降の開始から半年程度を見込んでいるとのことだ。

  1. 実証詳細
  • 対象者
  • 実証期間
  • 今後は、他企業・団体との連携をさらに積極化するとともに、新規入職者以外も対象とした介護職員への離職防止サポートなどの検証を進め、介護人材不足の解消に貢献していくとのこと。

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