ソフトバンクは、自動航行や自動撮影に対応し、企業が簡単にドローンをビジネスに活用できる、法人向けのドローンサービス「SoraSolution(ソラソリューション)」の提供を、2019年11月1日から開始することを発表した。
「SoraSolution」とは
「SoraSolution」は、ドローンや操縦・管理用のアプリケーション、導入・運用サポートなどをワンストップで提供するサービス。
「SoraSolution」を導入した企業は、ドローンを活用することで、線路、鉄塔、ビルなどの高所および建設現場での点検の効率化や確認作業の代替が可能になるため、幅広い業界・業種で業務効率の向上が図れるという。
- ドローンについて
- アプリケーションについて
サービス開始時点は、導入企業がドローンを日常的に活用することを想定し、軽量(905g)かつ折りたたみ式のコンパクトな設計で携帯性に優れた、DJI製の「MAVIC 2 ENTERPRISE」を提供。
今後は夜間航行や測量、農業、物流での活用など、ユーザーの多様なニーズに対応できるよう、ドローンのラインアップを拡充していく予定としている。
- 自動航行機能
- 自動撮影機能
- 画像ポータル機能
- レポート機能
ドローンの航行ルートを事前に設定することで、ルートに沿った自動航行が可能。また、複数の機体や複数の航行ルートを設定し、一元管理することができる。
航行ルートごとに事前に撮影ポイントを設定しておくことで、自動で静止画の撮影を行うことが可能。
航行実績や撮影箇所および撮影画像を自動で記録し、管理画面から過去の記録を閲覧することができ、また、航行ルートに沿った番号がマップに自動で配置され、視覚的に分かりやすく画像を整理できる機能も搭載。
撮影画像にコメントを記入し、管理者と作業者で共有することが可能。点検箇所の情報共有や、指定箇所への指示などに活用できるという。
2019年11月1日
初期費用:50 万円~
(ドローンおよび操縦・管理用のタブレットなどの付属品の購入費用、初回ルート設定費用など)
月額費用:20 万円~
(アプリケーションの利用料金、ストレージの利用料金、導入・運用サポート料金など)
※ 消費税抜き。モバイルデータ通信端末の費用や回線利用料金などが別途必要。
ソフトバンクは今後、2020年度をめどにドローンで取得した画像データの自動解析による異常検知や、携帯電話のネットワークを利用したドローンの航行、センチメートル級の高精度測位を活用した航行・撮影などの機能を「SoraSolution」に順次追加し、人材不足をはじめ、さまざまな社会課題を解決する空のインフラ化を目指していく方針としている。