雑誌の紙面から購入可能。ブラウザ型のマーカーレスARが実用開始

インフォテックスが、8月27日に本リリースした専用アプリを必要としないブラウザ型ARサービス「raton(ラトン)」が、2019年10月31日に創刊されるファッション雑誌「MAU(マウ)」に導入されることを発表した。

ブラウザ型マーカーレスARとして、日本で初めて導入・実用されるとのことだ。

※日本初導入については、同社調べ。

「raton」概要

「raton」は専用アプリを必要としないブラウザ型ARサービス。ブラウザ上で起動したカメラでマーカーを読み取るだけで、ARコンテンツを再生。アプリと違いQRコードから簡単に起動できる。

また、マーカータイプのARだけでなく、マーカーレスARも高い認識率で実現しているため、既存の写真やポスターなどのデザインに制限を付けることなく、ARコンテンツを再生することができるという。

2019年10月31日に創刊される「MAU 」Vol.0号では、表紙にARフォトフレームを導入。専用アプリは必要なく、QRコードから簡単に起動するだけで、雑誌「MAU」の表紙モデルを飾っているかのような写真を撮影することができるという。

さらに、同雑誌のVol.1号(2020年4月発売)からは、スナップやコーディネートの紙面から購入が可能。気になるコーディネートがあれば、QRコードから簡単に起動するだけで、「ブランド名」「商品名」「金額」が表示され購入ページまで遷移ができる。

同社は、今回の導入・実用より、今までコスト・デザイン・ユーザービリティーによって不可能だった既存雑誌から購入までできるシームレスな体験を実現し、新たな価値を提供していくとのことだ。

モバイルバージョンを終了