ジャストシステムは2019年10月23日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『定額制サービスに関する実態調査』の結果を発表した。
今回の主なトピックは4つ。
- もっとも利用されている定額制サービスは、「動画配信サービス」
- 男性の3割以上が、利用の決め手は「サービス内容」
- 退会の検討は、約3割が「クレジットカードの請求額確定時」
- 定額制サービスに興味がないのは、「余計な出費を増やしたくない」
利用中の定額制サービス「動画配信サービス」が34.0%で最多
まず、定額制サービスを知っている人に、現在、利用中の定額制サービスを聞いたところ、「動画配信サービス」を挙げた人がもっとも多く(34.0%)、次いで「音楽配信サービス」(23.4%)、「ECサイトの有料会員」(18.3%)、「新聞・雑誌購読サービス」(16.8%)、「電子書籍・コミック配信サービス」(15.2%)だった。また、「定額制サービスは利用していない」と答えた人は32.3%だった。
また、現在、定額制サービスを利用している人に、利用の決め手を聞いたところ、もっとも多くの人が挙げたのは「料金」(30.5%)、次いで「サービス内容」(28.4%)、「利便性」(14.7%)だった。男女別に見てみると、男性は「サービスの内容」(32.7%)を挙げた人がもっとも多かったのに対し、女性は「料金」(31.8%)だった。
また、現在、利用している定額制サービスの契約数は「1つ」が最も多く(36.6%)、次いで「2つ」(24.7%)、「3つ」(17.9%)でした。「4つ以上」と答えた人は18.3%だった。
定額制サービスを退会した経験がある人に、退会を検討したタイミングを聞いたところ、「クレジットカードの請求額確定時」が最も多く(30.4%)、次いで「引っ越し時」(17.5%)、「転職・卒業・結婚などのライフイベント時」(15.9%)だった。
年代別に「クレジットカードの請求額確定時」に退会の検討をした人の割合を見てみると、20代(36.8%)と40代(35.0%)が他の年代に比べて高く、3割を超えた。
そして、定額制サービスを知っているが、現在、利用していない人のうち、「興味がある」人は25.4%、「興味がない」人は43.8%だった。
「興味がある」は「とても興味がある」「やや興味がある」、「興味がない」は「あまり興味はない」「興味はない」の合計
興味がない人にその理由を聞いたところ、「余計な出費を増やしたくない」が最多で(55.6%)、次いで「料金が割に合わなさそう」(44.4%)、「そのうち使わなくなりそう」(37.0%)だった。
※調査概要
調査期間:2019年9月24日(火)~9月27日(金)
調査対象:Fastaskのモニタのうち、20歳~68歳の男女1,000名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
<参照元>
「最も利用されている定額制サービスは、「動画配信サービス」」
ジャストシステム