クロス・マーケティングは、一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)に在住する15歳~69歳の男女を対象に「読書に関する調査(2019年版)」を実施し、その結果を2019年10月24日に発表した。
主なトピックスは以下の4つになる。
- 「読書習慣あり」は約4割と、2017年からほぼ変わらず
- 習慣的な読書に至らずとも「読書は好き」わずかに増加
- 電子書籍派の微増続く
- 読書数「増えた」。若年層に多く見られる傾向に
「読書習慣あり」は約4割と、2017年からほぼ変わらず
同社は読書習慣の有無を、以前実施した2015年調査・2017年調査の結果とともに比較。2015年調査時点では「読書習慣あり」と「読書習慣なし」が約半数であったが、2017年調査時点で「読書習慣あり」が2015年の50.8%から39.4%と11.4pt減少していることが明らかとなった。今回の2019年調査では「読書習慣あり」が39.8%と2017年からほぼ横ばいという結果になったという。
習慣的な読書に至らずとも「読書は好き」わずかに増加
読書が好きか嫌いかの好意度では、2015年・2017年・2019年とも「読書は好き」が多い結果に。2015年から2017年にかけて「読書が好き」と回答した人が減少したが、2019年調査ではわずかに増加していることが明らかに。
同社は、読書を頻繁にするような“習慣化”には至っていないが、読書自体は好きという層の存在が考えられるとしている。
電子書籍派の微増続く
読書の手段では2015年から今回まで変わらず「主に紙の書籍で読む」という紙の書籍派が大多数を占める結果に。しかし、今回初めて紙の書籍派の割合が9割を切り、「主に電子書籍で読む」という電子書籍派が2017年調査から3.3ptの増加となった。
読書数「増えた」。若年層に多く見られる傾向に
「1年前と比べて読書数はどう変化しているのか」を聞いたところ、全体的に見てどの年代も「変わらない」が多い結果に。男性15-19歳と、女性20-29歳で「増えた」の割合が他の年代と比べて飛びぬけて高く、若年層におけるここ1年間での読書数増加が目立つ結果となった。
調査概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)
調査対象:15~69歳の男女
調査期間:2019年10月11日(金)~10月14日(月)
有効回答数:1,200サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があり。
<参照元>
読書の秋、到来。紙の書籍で読むか、電子書籍で読むか
クロスマーケティング