JCBとソニー、QUICPay+™対応「指紋認証機能付デバイス」を開発

ジェーシービー(以下JCB)は、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(以下 ソニー)と共同で、QUICPay+に対応した指紋認証機能付きFeliCaTMデバイス(以下、本デバイス)を開発した。

指紋認証機能付きFeliCaデバイス

指紋認証機能付きFeliCaデバイスとは、指紋センサー(丸い部分)に指をのせ、あらかじめ登録しておいた指紋と照合することにより本人認証が完了するデバイスで、本人認証用途に使用できるほか、電子マネーQUICPay+(クイックペイプラス)として国内のQUICPay+加盟店で使用可能とのことだ。

指紋認証により、安全、安心、簡単に決済を行うことができるという。

従来、携帯電話・スマートフォンでのFeliCa対応決済では、生体情報を利用した本人認証が使われていたが、 携帯電話・スマートフォン以外の個人で保有するFeliCa対応決済機器に生体認証機能が搭載されるのは今回が初となり、縦7センチ・横3センチほどの小型・軽量デバイスのため、持ち運びやすさを活かし以下の利用例を想定してるとしている。

  1. コンサート会場やスポーツ施設など
  2. 入場時にデジタルチケットとして利用することで不正入場や不正転売防止に役立ち、会場内ではグッズ等の決済でも使用することが可能。

  3. 自動車や自転車等のシェアリングサービス
  4. 本デバイスでの事前決済後、利用時の本人認証として使用することでスムーズな利用が可能。

JCBは、2019年9月より本デバイスのPOC(Proof of Concept:概念実証)を開始し、スムーズな認証や決済が可能となる形状や仕組みなど、ユーザエクスペリエンス向上に向けた研究を重ね、2019年中にPOCを終了し、2020年の本デバイスの実用化を目指していく方針を示している。

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