パタゴニア、2020年4月1日より「エコバッグ・シェアリング」を開始

パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社は2019年10月16日に、直営店全22店舗にて、2020年4月1日より持ち帰り袋を全廃することを発表した。また、エコバッグを共有する仕組み「エコバッグ・シェアリング」を同4月1日より開始する。

同社の直営店では、「環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」ことを実践するため、持ち帰り袋に関して、1989年の日本での第1号店目白ストアのオープン以来、「再生紙100%」の持ち帰り袋を使用し、その後、オーガニックコットン製キャンバスバッグの販売を通じてマイバッグの持参を奨励してきた。

また2007年からは、持ち帰り袋が必要なカスタマーには海外の工場出荷時点で製品を梱包するLDPEプラスチックのリサイクル原料を100%使用した持ち帰り袋をデポジット制システムで循環させる仕組み「デポバッグ」を採用。

これらの取り組みを通じて既にご購入カスタマーの83%がマイバッグが持参されている事実から、「デポバッグ」を含む持ち帰り袋を全廃を決定。

また同時に、全廃時に持ち帰り袋をどうしても必要とするカスタマーに、各家庭で使用されずに眠っているエコバッグ(他社製も含む)を循環、共有する仕組み「エコバッグ・シェアリング」を同4月1日より開始する。

それにともない、10月16日より各直営店でカスタマーに対して利用していないエコバッグの提供を呼びかけるとともに、回収を開始。これらの取り組みを通じて、新たな資源消費を生み出さずに、買い物時のマイバッグ持参のさらなる広がりを目指すという。

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