高まる「ライブコマース」の認知とアピール力。視聴者の5割が商品購入

ジャストシステムは2019年10月17日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年9月度)』の結果を発表した。

今回の主なトピックは4つ。

16.6%が「ライブ動画」を視聴経験あり

まず、EC利用経験者のうち、販売者が商品の説明を「ライブ動画」で行い、視聴者はその場で商品を購入できる「ライブコマース」について、「ライブ動画」を視聴したことがある人は、16.6%だった。

年代別に見てみると、10代(32.1%)、20代(35.0%)、30代(21.2%)、40代(5.1%)、50代(6.5%)、60代(6.1%)だった。10代と20代の3割以上に、「ライブコマース」を目的に配信された「ライブ動画」の視聴経験があった。

また、「ライブコマース」を目的に配信されたライブ動画を視聴して、「商品を購入した」人の割合は50.0%、「いいね!をした」人は54.7%、「コメントや質問を送った」人は50.0%、「配信者をフォローした」人は44.3%だった。

一方、「視聴したが、特にアクションは起こしていない」と答えた人は11.3%だった。なお、「商品を購入した」人の割合を男女別に見てみると、男性は53.2%、女性は45.5%でした。男性の方がライブ動画の視聴から購入に至る傾向が強いようだ。
※複数回答あり。

そして、Instagramユーザーのうち、ショッピング機能「Shop Now」を使って商品を購入したことがある人は10.3%だった。2018年9月度調査(6.8%)と比べると、購入経験者の割合は3.5ポイント増加した。

年代別に見てみると、10代(11.3%)、20代(18.4%)、30代(11.7%)、40代(4.5%)、50代(1.7%)、60代(8.3%)だった。20代の2割近くに「Shop Now」を使って商品を購入した経験があることがわかった。

EC利用経験者のうち、ECサイトのSNSアカウントをフォローしている人の割合は、37.4%だった。フォローに使っているSNSを聞いたところ、もっとも多くの人から挙がったのは「LINE」(66.0%)、次いで「Twitter」(60.3%)、「Instagram」(40.7%)だった。10代に限って見てみると、もっとも多く挙がったのは「Twitter」(79.2%)、続いて「Instagram」(62.5%)、「LINE」(58.3%)だった。
※複数回答あり。


※調査概要
調査期間:2019年9月19日(木)~9月26日(木)
調査対象:Fastaskのモニタのうち、17歳~69歳の男女1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査

<参照元>
「ライブコマース」の動画視聴者のうち、5割が商品を購入」
ジャストシステム

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