クックパッド、米国にAlexaスキル『Cookpad』スペイン語版を提供開始

クックパッドは、Amazonが展開するクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」向けに提供しているAlexaスキル「Cookpad」スペイン語版を、2019年10月10日より米国のAlexaスキルストアへ提供開始したことを発表した。

本スキルの提供国数は、スペイン、メキシコに続いて3カ国目。

セルバンテス文化センターの調査*1によると、スペイン語は世界の母語人口で中国語に次いで世界第2位で、2017年には世界で4億7,700万人以上がスペイン語を母語としているという。

また、同調査によると、米国はスペイン語を母語または第二言語とする人口が約5,200万人を超え、今後も米国のスペイン語人口は増加し、2060年には米国のスペイン語人口は1億1,900万人に達すると予想されているとのことだ。

さらに、調査会社CIRPの調査*2によると、Amazon Echoシリーズは米国での据え置きスマートスピーカーシェアの70%を占めているとしている。

このような背景を踏まえ今回、既にスペイン、メキシコで提供しているAlexaスキル「Cookpad」スペイン語版を米国のAlexaスキルストアへ提供することで、約5,200万人以上のスペイン語話者向けに利用拡大を見込んでいると同社は述べている。

Alexaスキル『Cookpad』スペイン語版

クックパッド・スペイン語版に投稿されたスペイン語の料理レシピ検索及び、調理手順の読み上げを行う。

食材名や料理名で “alexa, dame una receta de pollo”(鶏肉のレシピを教えて)のように話しかけるだけでレシピを検索可能。

レシピの手順を読み上げたり、音声操作で前後の手順への移動や、材料リストを確認することができ、調理中で手が離せない・汚れているときでも、調理の手を止めることなくレシピを確認することができるという。

スクリーン付きスマートスピーカーでは手順画像や内容も表示される。本スキルはクックパッド東京オフィスの開発者を中心として、スペインのアリカンテにあるクックパッド・スペインオフィスとのコラボレーションにより開発されているとのことだ。

クックパッドでは、今後もAlexa Echoシリーズの各国展開に合わせてAlexaスキル『Cookpad』のスペイン語版の提供国数を広げていく方針としている。

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