ハロウィーン 肯定派は65.3%、過去5年間で最少「2019年ハロウィーンについてのアンケート」

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」への参加・仮装意向、賛否等に関する意識についてのアンケートを実施し、その結果を発表した。

  1. 2019年「ハロウィーン」行事参加予定者は21.2%、過去5年間では微減傾向
  2. 2019年の参加予定については3圏域計で21.2%と、前年の参加予定22.6%から微減し、過去5年間では最低値となっているという。

    参加意向が最も高かったのは男女とも20代で、20代女性では28.2%、20代男性では28.0%が参加予定と回答。

    前年の参加実績(2019年に調査)でも男女とも20代が最も高い参加率(男性25.6%、女性24.9%)となっており、今年も若者中心の盛り上がりが予想されるという。

    一部エリアでは、路上での飲酒を制限する条例が成立するなどしており、その分飲食店に人が流れるのかが注目されるとのことだ。

  3. 「ハロウィーン」肯定派が過去5年で最低スコア。若年層ほど肯定派が多い傾向
  4. 日本での「ハロウィーン」習慣の普及について「良いと思う」「良いと思わない」の二択で質問した。「良いと思う」が65.3%と多数派ではあったが、スコアは過去5年で最少にとどまった。

    年代別には年代が若いほど肯定派が多く、同年代の性別では女性のほうが肯定派が多い結果となっている。

  5. 「ハロウィーン」肯定理由、「子どものためのお祭りとして良い」が増加
  6. 「ハロウィーン」肯定の理由は、1位が「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」で45.3%。2位は「子どものためのお祭りとして良い」で36.4%、前年比で4.8ポイント増加してランクアップした。

    3位は「経済効果がある」で33.9%だった。前年2位だった「たまにはめを外す機会として良い」は31.9%で、前年比でスコアを9.6ポイント落として5位。

    「たまにはめを外す機会として良い」は、20~40代男性では平均に比べてスコアが高いが、30~60代女性では逆にスコアが低く「ハロウィーン」ではめを外すことに対して、厳しい姿勢が見られると同社は示している。

  7. 否定派の理由トップは「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で57.1%
  8. 「ハロウィーン」を否定する理由は、1位が「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で57.1%、前年よりもスコアが3.3ポイントの増加。2位は「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」で49.6%、3位は「自分には関係がないように思う」で47.3%。

    トップ3においては、昨年に比べて2位と3位が入れ替わった。また、「経済効果より害のほうが大きい」は27.6%と前年に比べスコアを大きく伸ばした。

    「経済効果より害のほうが大きい」 と回答した人を性年代別で見ると、20・30代女性で特に多く、女性の若年層は厳しい見方が多い一方で、同じ女性の50・60代では逆に少なく、年代により見方が分かれている。また、2018年から選択肢として追加した「もう飽きた」は20・30代男女で多い傾向にあったとのことだ。


(※1)図1に関する記載
*1 2019年調査で聴取。2019年の「参加したい」割合を示す。
*2 2019年調査で聴取。2018年の参加実績を示す。
*3 2019年調査で聴取。「2019年の『参加したい』割合」-「2018年の参加実績」で算出。
*4 2018年調査で聴取。2018年の「参加したい」割合を示す。
*5 2018年調査で聴取。2017年の参加実績を示す。
*6 2018年調査で聴取。「2018年の『参加したい』割合」-「2017年の参加実績」で算出。
*7 2017年調査で聴取。2017年の「参加したい」割合を示す。
*8 2017年調査で聴取。2016年の参加実績を示す。
*9 2017年調査で聴取。「2017年の『参加したい』割合」-「2016年の参加実績」で算出。
*10 2016年調査で聴取。2016年の「参加したい」割合を示す。
*11 2016年調査で聴取。2015年の参加実績を示す。
*12 2016年調査で聴取。「2016年の『参加したい』割合」-「2015年の参加実績」で算出。
*13 2015年調査で聴取。2015年の「参加したい」割合を示す。
*14 2015年調査で聴取。2014年の参加実績を示す。
*15 2015年調査で聴取。「2015年の『参加したい』割合」-「2014年の参加実績」で算出。
※「参加の予定がある」:『今年参加したいハロウィーンに関連した飲食、パーティー、イベント』の「自分が企画・呼びかけしようと思っているもの」「企画はしないが参加しようと思っているもの」で、いずれかのパーティー、イベントに「参加したい」と回答した人を集計
※「参加の予定はない」:『今年参加したいハロウィーンに関連した飲食、パーティー、イベント』の「自分が企画・呼びかけしようと思っているもの」「企画はしないが参加しようと思っているもの」共に「参加の予定はない」と回答した人を集計


<調査概要>
■調査時期:2019年9月2日(月)~2019年9月10日(火)
■調査対象:首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:10,378人

<参照元>
今年の「ハロウィーン」参加予定は21.2%、前年比では微減。「子どものためのお祭りとして良い」が増加の一方、「たまにはめを外す機会として良い」が減少。
ホットペッパーグルメ外食総研

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