プロセスジャパンは、20代から30代を中心とする若手役職者の性格傾向を調査し、その結果を公表した。

  • 役職者は自己肯定感が高い
  • 性格ナビでは、自分と他者(世間を含む)の捉え方を以下の4つに分類し、どのように捉えているかを診断した。

    1. I’mOK / You’reOK(私は正しい、あなたも正しい)
    2. I’mOK / You’renotOK(私は正しい、あなたは間違っている)
    3. I’mnotOK / You’reOK(私は間違っている、あなたは正しい)
    4. I’mnotOK / You’renotOK(私は間違っている、あなたも間違っている)

    「I’mOK You’reOK(私は正しい、あなたも正しい)」という構えは、「誰しもが尊重され、生きるに値する存在である」という認識のもと、他者と肯定的な関係を作り出すことができる構えであり、最も生きやすく、本当の意味で自己を肯定している状態だという。

    今回の調査では、役職者の過半数がこの構えであることがわかったとしている。

    同社は、出世したことにより自己肯定感が高まったのか、自己肯定感が高いから出世したのかは判定できなかったが、データとしては役職者は自己肯定感が高い性格傾向にある結果になったと述べている。

  • 役職者はネガティブな感情を感じる「神経質傾向」が低い
  • 人間の基本的な性格特性を表す5つの因子(外向性、神経質傾向、勤勉性、調和性、開放性)のデータを計測したところ、役職者の神経質傾向の平均が0.62ポイントに対して、性格ナビの診断者は0.77ポイントと差がでる結果になった。

    神経質傾向とは、脅威に対する度合いを示しており、この性質のポイントが高いとネガティブ思考になりやすく、物事を悲観的に捉える傾向があり、今回の調査で、役職者はこの神経質傾向が低いことがわかったとしている。


<調査概要>
・調査方法:インターネットによるアンケート
・調査対象: 20代〜30代を中心とする役職者(以下、役職者)
・有効回答数:91名
・調査期間:2019年10月
【性格ナビ診断者の属性】
性別:男性51%、女性46%、無回答3%
年代:20代46%、30代31%、40代13%、その他10%

<参照元>
鈍感力と自己肯定感の高さが若手役職者の共通点〜プロセスジャパン、若手役職者の性格傾向を調査〜
プロセスジャパン