中古マンション再生流通事業を手掛けるインテリックスが、不動産投資型クラウドファンディングサービスの『X-Crowd』の会員登録を開始した。
『X-Crowd』は、不動産特定共同事業法に基づく事業の許可および電子取扱業務の許可を取得している。基本的な手続きをインターネット上にて行うことが可能なため、手軽に不動産投資ができるサービス。
投資家となるユーザーは、会員登録後に同社との間で匿名組合契約を締結し、その後出資金を払い込む。ユーザーの出資金は優先出資部分となり、同社が劣後出資をして運用していく仕組みとなっている。
なお、優先出資者の保全手当てとして、優先劣後構造による内部信用補完を設けており、対象不動産の価格下落が発生した場合、下落価格が劣後出資者の出資元本の範囲内であれば、不動産価格変動によるユーザーの元本払戻には影響を受けないこととなる。(劣後出資の割合は、案件ごとに異なる。)
同サービスは、今秋には京町家をリノベーションした宿泊施設を対象に第1号ファンドを募集する計画となっており、第1号ファンドでは、10万円を1口単位として匿名組合型の出資者募集を行う予定だ。
今後は、同社が取り扱う不動産投資型ファンドにとどまらず不特法2号事業者として他社の不動産投資型ファンドも同サービス上にて募集する取り組み(プラットフォーム展開)も推進し、さらなるサービスの拡充を図っていくという。