日本初、民間の「ネット/スマホ/ゲーム依存回復支援サービス」開始

KENZANは、2019年10月2日より東京都武蔵野市において、日本初となる民間企業によるネット/スマホ/ゲーム依存回復支援サービス『MIRA-i(ミライ)』を立ち上げ、ティザーサイトを公開した。

ネット依存の問題に悩む本人とその家族に向けたサービスで、カウンセリングや家族同士が相談交流できる会の運営などを主に行うという。

『MIRA-i(ミライ)』とは

ネット/スマホ/ゲーム依存回復支援サービス『MIRA-i(ミライ)』では、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター主催のネット依存研修を修了した専門の心理師が本人とその家族に対するカウンセリングを行う。

カウンセリングでは、依存症の治療に効果(エビデンス)がある心理療法として用いられる認知行動療法をベースに、本人がネットとうまく付き合う方法を学び、身に付けていき、家族に対しても、親子のコミュニケーションのあり方や家族自身のこころの健康を取り戻す術を一緒に考えるという。

また、家族同士が相談し合い、交流できる場として家族会の運営を定期的に行い、カウンセリングや家族会を通して、本人と家族が自分の未来に向かって歩みを進めていけるよう手助けするサービスとのことだ。

近年、オンラインゲームやSNSなどインターネットに依存する人々の増加が世界的に社会問題化しており、2017年の厚生労働省の調査では病的なネット依存が疑われる中高生は93万人(7人に1人)に上ることが推計された。

しかし、ネット依存に対応できる専門医療機関は数少なく、初診まで半年以上待つケースもあるという背景から、今回同社はネット依存の本人とその家族を支援するために『MIRA-i(ミライ)』の提供を開始するに至ったとしている。

今後、医療機関と連携を取りながら、民間企業だからこそ出来る、一人一人のニーズに寄り添った親しみやすいサービスを目指していく方針だ。

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