東京への“こだわり”を手放すことで幸福度が上がる可能性あり「東京で働く役職者の性格傾向」

YOUTURNが、20代〜30代を中心とする東京で働く役職者100名を対象に性格傾向の調査を行い、その結果を報告した。

主な調査結果は以下の通り。

調査概要

まず同社は、対象者に対し、以下の2つの質問を行い、地方移住の可能性の有無をヒアリング。

質問1:自分のキャリアを築く上で、今後も東京で働くことが重要か
質問2:将来的に地方へ移住してキャリアを築くことを検討している。あるいは、関心がある

上記の質問で、母集団を東京で働くことが重要だと回答した役職者と、地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者の2つに分類し、性格傾向を調査したところ、東京で働くことが重要だと回答した役職者は、地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者に対して、「仕事・自己実現」「人間関係」に満足していない結果となった。

また、東京で働くことが重要だと回答した役職者は地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者に対して、「仕事・自己実現」「愛情」「人間関係」「家族」の項目が「満たされてない」と感じている結果となった。

なお、 同調査に協力した性格データを分析するプロセスジャパンの佐藤由紀子氏は、「人間が人生で満たしたいと願う項目は『仕事・自己実現』『愛情』『健康』『趣味』『人間関係』『家族』『知性』『お金』の8項目であると分類している」とコメントしており、以下の表は、その8つの項目に対して「自分の人生で欠けていると思う項目」を東京で働くことが重要だと回答した役職者と、地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者に対して調査し、可視化したグラフ。

人間の基本的な性格特性を表す5つの因子(外向性、神経質傾向、誠実性、調和性、開放性)のデータを計測したところ、東京で働くことが重要だと回答した役職者は地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者と比較して「外向性」「勤勉性」が高いことが、地方移住の選択肢の余地があると回答した役職者は東京で働くことが重要だと回答した役職者と比較して「神経質傾向」「調和性」が高いことがわかった。

なお、プロセスジャパンでは、各特性を以下の表の通り分析している。


性格因子詳細

(※)調査概要
・調査方法:インターネットで105個の質問に回答するアンケート
・調査対象:20代~30代を中心とする東京で働く役職者
・有効回答数:100名
・調査期間:2019年5月~7月

<参照元>
東京で働く「こだわり」を手放すことで幸福度が上がる可能性〜地方移住専門人材紹介会社「YOUTURN」が調査〜
YOUTURN

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