自身の上司を「いい上司に大いにあてはまる」と回答したのは約14%

タバネルは、全国の20~59歳の直属の上司がいる会社員(有効回答数369人)に「上司についての意識調査」を実施し、その結果を発表した。

主なトピックスは3つ。

「良い上司」は約14%、「良い上司」のもとで部下は「やりがい」を感じる傾向に

全国の20~59歳の会社員に『あなたの上司は「良い上司」である』について尋ねたところ、「大いにあてはまる」13.8%、「ややあてはまる」35.0%という結果に。

続いて、『あなたの上司は「良い上司」である』に対して「大いにあてはまる(以下、大いに良い上司)」「ややあてはまる(以下、やや良い上司)」「それ以外(以下、良い上司ではない)」に分けて、仕事のやりがいについて尋ねたところ、「大いに良い上司」回答者は、「自分の仕事にやりがいを感じている」に対して、「大いあてはまる」「ややはてはまる」の合計回答割合が66.7%に。一方、同質問で「良い上司ではない」回答者の割合は31.8%と、34.9%の差が出たという。

同社はこのことから、より良い上司のもとで働くほどやりがいを持って働くことができるといえると推察した。

「良い上司」は傾聴だけでなく、明確な意見や指示も重要

「あなたの意見をあなたの上司は聞いてくれる」に対して「大いにあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合は、「大いに良い上司」回答者が96.1%、「良い上司ではない」回答者が27.5%と、68.6%の差が出る結果に。

また、「あなたの上司の指示は明確である」に対して「大いにあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合は、「大いに良い上司」回答者が96.1%、「良い上司ではない」回答者が15.3%と、80.8%の差が出たとのことだ。

このことから、部下の意見を傾聴すること加え、部下に指示や意見を明確に伝えることが「良い上司」条件と分かったという。

「良い上司」は部下にチームや他者との「相互理解」の機会を多く設ける

「大いに良い上司」回答者の、「あなたの成果やがんばりを他人にしってもらう機会」が「大いにある」「ややある」と回答した割合は60.8%に対して、「良い上司ではない」回答者の割合は24.9%と、35.9%の差が出る結果に。

また「大いに良い上司」回答者の、「周囲の人やチームを知る機会」が「大いにある」「ややある」と回答した割合は72.6%に対して、「良い上司ではない」回答者の割合は28.6%と、44.0%の差が出たという。

このことから、部下が自分を知ってもらうだけでなく、チームや他者を知ることができる参画機会を多くつくることが、「良い上司」と認識されることになることが明らかになったとしている。

同社はこのような調査結果から、部下と上司、部下とチームが相互に理解し合うことが良い上司の条件であり、やりがいを持って働くために重要であるといえるとの見解を示した。


※調査概要
調査名: 上司についての意識調査
調査対象: 日本全国の男女 有効回答数369
調査期間: 2019年8月8日~2019年8月15日
調査方法: インターネット調査

<出典元>
「【調査発表】「良い上司」は14%しかいない!(上司に関する意識調査)」
タバネル

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