ヤマト運輸ら、「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発

アルフレッサとヤマト運輸は、今後の医療提供体制への対応や労働力不足等の社会課題への対応を共同で検討するための「医薬品流通研究会」を2019年1月に開始し、「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発したことを発表した。

同サービスは、クラウド型のITシステムをベースに構築された調剤薬局向けの専用サービスだ。調剤薬局の店舗や患者の自宅において、薬剤師がタブレット等を用い、普段調剤薬局で販売していない栄養食品などの商品を患者に紹介。購入された商品は後日患者の希望する場所に届けることができるという。

薬剤師が患者から注文を受けると、クラウド型ITシステムを介し、商品を調達し保管するアルフレッサに受注データが連携される。アルフレッサは、受注データをもとに、商品をヤマトロジスティクス宛に出荷。届け先ごとに商品が梱包され、患者の自宅等へヤマト運輸が宅急便で届ける仕組みだ。

同サービスにより、患者は自分の体調を良く知っている薬剤師の説明を聞きながら調剤薬局の店舗や自宅で商品を購入できるようになるという。一方、調剤薬局にとっては、医療用医薬品以外の商品を、店舗に在庫を抱えることなく提供できるため、幅広い商品の提供を通じて、地域医療へ貢献できるとしている。

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