セブン‐イレブン・ジャパンは、2019年9月26日（木）より、神奈川県との「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」と、セブン&アイグループの「環境宣言」に基づく取り組みとして、神奈川県内のセブン‐イレブン10店舗において、店舗運営に関する電力エネルギーを全て再生可能エネルギーとして調達する実証実験を開始することを発表した。
同社によると、事業におけるCO2排出量は、大きく分けて「店舗運営」と「物流」の2要素からなり、「店舗運営」にかかる電力消費に起因する部分が約9割を占めているとのこと。
今回の取り組みは、その電力使用量を全て、発電時にCO2を発生しない再生可能エネルギーに置き換え、結果としてCO2排出量を大幅に削減する実験だという。
その実現のために、日産自動車の電気自動車「日産リーフ」のリユースバッテリーを活用したフォーアールエナジーによるオリジナル蓄電池や、カネカの発電効率を大幅に高めた太陽光パネルを設置し、自家発電による電力を効率的に活用するとしている。
また、発電分以外の電力の調達については、2019年11月から、スマートテックより「卒FIT※２」由来の電力を供給することで、自家発電分と合わせ、実質再生可能エネルギー比率100％※2を達成することが可能に。
セブン‐イレブンでは、これまでの「ひとと環境にやさしい店舗」等の取り組みに加え、本取り組みも通じ、将来に向けたCO2排出量の大幅な削減に努めていくとしている。
※1：FIT＝Feed-in Tariffの略で、固定価格買い取り制度を指す。生産エネルギーの買取価格を固定する助成制度。19年11月より、制度の期限切れを迎える太陽光発電電力が順次発生する見込み。
※2：店舗における発電・蓄電活用と、「卒FIT」由来の電力の活用を合わせ、実質再生可能エネルギー比率100％を実現。