国家公務員の残業時間ランキング、 1位は財務省の72時間

就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークが、「国家公務員の残業時間ランキング」を発表した。

主な調査結果は以下の通り。

国家公務員の残業時間ランキング

長時間労働の最大の原因は「国会対応」

国家公務員の残業時間ランキングTOP3は70時間超えという結果となった。

「不夜城」と呼ばれることもある霞が関だが、上位機関の社員クチコミから見えてきたのは、「国会対応」というキーワードだったという。

「国会対応」は、国会で質問を受ける議員の答弁を作成する重要な業務で、議員からの「質問通告」を待機し、各省庁に割り振られた後に答弁作成が始まる。

内閣人事局の調査(※)では、質問取りが終わる平均時刻は20:19、割り振りが確定する平均時刻は22:28となっており、国会運営の構造的問題を解決しない限り、霞が関の働き方改革は難しいことが伺えるだろう。

(※)内閣官房内閣人事局「国会に関する業務の調査・第3回目(調査結果)」

具体的なコメントは以下の通り。

残業時間10時間以下。裁判所の働き方

今回の集計で、裁判所の残業時間は9.15時間という結果となり、財務省の約8分の1の長さとなった。

省庁と違い、「国会対応」が無いだけではなく、組織風土としても、ワークライフバランス向上を推進していることが伺える。

具体的なコメントは以下の通り。

■対象データ
2019年8月までにOpenWorkに投稿された官公庁への会社評価レポート5653件を対象データとしている。回答が10件以上ある中央官庁等に限定してランキングを作成した。

<参照元>
国家公務員の残業時間ランキング
働きがい研究所

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