一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(以下、EDAC)が、2019年9月1日(日)に長野県諏訪市にて、諏訪市主催『令和元年度諏訪市地震総合防災訓練』への実施協力を、NPO法人諏訪広域ドローン協力会/スカイシープロジェクトとの連携のもと行った。
諏訪市は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されたことを受け、地震総合防災訓練は、南海トラフ地震臨時情報を受信し、南海トラフ地震(マグニチュード9規模)が発生、震度6弱のゆれによる被害発生、災害応急対策に至るまでの一連の流れを想定して行われ、防災関係機関の連携強化並びに市民の地震防災意識の高揚を図った。
なおこの訓練でEDACは、リアルタイム情報配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」と連携したドローンおよびスマートフォンを用いて、災害現場の情報収集を支援した。
今回の防災訓練では、リアルタイム情報配信システム「Hec-Eye」を活用し、ドローンおよびスマートフォンで取得した複数地点の被災現場情報を、リアルタイムで遠隔にある対策本部へ共有し情報収集を行った。
ドローンを活用することで、一度により広範囲を捜索できるようになったことに加え、リアルタイムで更新される位置情報を活用しより効率的な被害状況の把握を遂行できることが確認できたという。
同社は、今後もドローンをはじめとする先端技術の活用等を推進していくため、Hec-Eyeを活用した模擬訓練やセミナーを、自治体と連携して各地で実施していく予定だという。