15社連携、2020年7月までに首都圏385箇所で「SoundUD」サービス展開

京浜急行電鉄、京成電鉄、東京都交通局、東急、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、富士急行、全日本空輸、日本航空、ジェイアールバス関東、はとバス、江ノ電バス、横浜市交通局、ヤマハは、訪日外国人や聴覚障がいをお持ちのユーザー等への情報提供の充実を図るため、「SoundUD」を活用した多言語での案内情報の提供を順次開始し、2020年7月を目処に導入完了を目指していくと発表。

「SoundUD」とは

ヤマハが開発し提唱する「SoundUD」(Sound Universal Design)は、音のある空間とICT機器をつなぐプラットフォームおよびテクノロジー。

音声トリガーと呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行える技術をはじめ、Bluetooth®やGPS等とも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで音のICT化を実現。

これにより、インターネットを介することなく音声を起点にして、スマートフォン等のICT機器に情報を表示することを可能にするという。

「SoundUD」対応スポットでは、対応アプリが一つあれば、その空間で必要とされる様々な情報に簡単にアクセスでき、2017年10月には、「SoundUD推進コンソーシアム」を立ち上げ、現在、300もの組織とともにその普及に取り組んでいるとのことだ。

2020年の首都圏エリアでは、今後さらなる訪日外国人の増加が予想されており、こうした訪日外国人増に対応するために、各社は多言語対応を強化し、それぞれの施設で「SoundUD」対応を進めていくとしている。

「SoundUD」に対応した駅、鉄道・バス車両、空港では、「おもてなしガイドアプリ」等の「SoundUD」対応アプリを通じて、今必要とする各種情報を検索することなく簡単に多言語で取得可能。

各社は、世界に先がけ、公共交通機関における情報案内の新たなユニバーサルデザイン化に取り組むことで、「言葉の壁・聴力の壁」を越えたおもてなしを推進し、より利便性の高い交通環境の構築を推進していく方針としている。

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