Amazonは2019年9月12日、同社が主催するAlexaスキルコンテスト「Alexa Developerスキルアワード2019」の最優秀賞、および各賞の受賞者を発表した。
「Amazon Alexa Developer スキルアワード2019」受賞スキル
今回のスキルアワード2019は、ユーザーが何度でも使いたくなるような、魅力のあふれるAlexaスキルの開発の場を提供することを目的として開催され、継続性(ユーザーが何度でも使いたくなるスキル)、わかりやすさ(ユーザーが使いやすい音声インターフェイス)、独創性(アイデア・技術が独創的)を基準に審査が行われた。
今回のAlexaスキルコンテストで受賞したスキル一覧は、以下のとおりだ。
- 【最優秀賞】
- Alexa Developer スキルグランプリ どうぶつびより – 動物をふらせて消して痛快ゲーム!
- ゲーム部門 ダーツの対戦
- キッズ部門 サカナノジカン
- ヘルスケア部門 ランナビ
- シニア部門 回想新聞 for Alexa
- 【特別賞】
- マルチモーダル賞 仮想彼女
- クリエイティビティ賞 ステルスインベーダー
対戦型落ちものパズルゲームの「どうぶつびより」は、スマホやパソコンのブラウザからゲーム画面を見ながら、Amazon Echoシリーズに話しかけることでAlexaを通じて音声でプレイする。同時にプレイするほかのプレイヤーと対戦可能なオープン型オンラインゲームだ。
2人で対戦している各ラウンドの点数計算や読み上げ、その他ゲームの進行をAlexaがサポート。画面を存分に活用したビジュアルに加えて、最低限の情報のみを伝える「シンプルモード」や、中断したゲーム画面から再開する「オートセーブ機能」にも対応している。(※1)
(※1)Echoシリーズを始めとしたAlexa搭載デバイスとは別に、ダーツ盤、ダーツセットが必要
「サカナノジカン」はスクリーン付きのEchoシリーズを水槽に見立てて、サカナの育成を楽しむスキル。ゴハンをあげたり、水槽のソウジをしたりしながら、オトナのサカナになる様子を楽しめるという。
ユーザーのランニングをサポートする「ランナビ」では、「ゆっくり」「普通」「がっつり」の3段階で走る速度を選び、ユーザーが設定した消費カロリーに基づいて、走行距離と走行時間を通知する。現時点では、自宅でのトレーニングの途中で消費カロリーを確認することや、スマートフォン上のAlexaアプリで利用すれば、屋外でのランニングをサポートすることが可能だ。
昭和の懐かしいニュースを音声で伝えてくれるスキル「回想新聞 for Alexa」では、家族団らんのひと時に楽しめるほか、脳トレにも最適な「回想法」を気軽に体験できるコンテンツとなっている。
人工知能ユマと会話できるスキル「仮想彼女」では、話す内容や聞き取れる内容が随時変化していく。自然な会話やリアクション、そしてリップシンクの画像を効果的に利用できている点が特徴だ。
スキル「ステルスインベーダー」は、スピーカーから流れる音声を頼りに砲台の方向や射撃の指示を行い、見えない敵を撃破する新感覚音声射撃シミュレーションゲーム。スクリーンのないAmazon Echoシリーズでも遊べる、ユニークなコンセプトのゲームとなっている。