LINE、ユーザーの興味関心に合わせて配信できる「LINEチラシ」開始

LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を活用した、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」の先行販売を開始したことを発表した。

「LINEチラシ」は、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDM(ダイレクトメール)を、ユーザーの興味関心・生活エリア・タイミングに合わせて、パーソナライズされた状態で「LINE」を通じて配信する、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス。

また「LINEチラシ」では以下3つのフォーマットが提供され、広告主はチラシ配信のターゲットや目的に応じてフォーマットを選択することが可能。

近年、新聞の発行部数は2008年以降10年連続で1世帯あたり1部を割り込み、2018年では1世帯あたり0.70部まで減少(*1)し、また、新聞購読率は20代で約7%、もっとも購読率の高い60代でも60%弱にとどまる(*2)など、小売企業にとって、広告媒体としての新聞折込チラシのリーチ力は弱まりつつあるという。

このような背景を受けLINEは、今年3月にはダイエーと共同で「LINE」と位置情報を活用した店外集客施策の実証実験を行うなど、「LINE」上でのデジタルチラシの活用方法を検証してきたが、今回、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」として、先行販売の開始に至ったとのことだ。

*1日本新聞協会「新聞の発行部数と世帯数の推移」より
*2総務省「平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」より

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