ANAら、空港で「困っている人」と「手伝いたい人」をマッチングする実証実験開始

全日本空輸(以下、ANA)とPLAYERSは、誰もが安心して利用しやすい”優しい空港”の実現を目指し、空港で困っている人とお手伝いしたい人をLINEでつなぐチャットボットである「&HAND(アンドハンド)」の実証実験を、2019年9月5日(木)、6日(金)に羽田空港第2旅客ターミナル1階の到着ロビーにて実施することを発表した。

「&HAND」は、PLAYERSが提供する、LINEなどを活用し、身体的な不安や困難を抱えた人と、それを手助けしたい人をつなぎ、両者の具体的な行動を後押しするチャットボット。

「&HAND」プロジェクトでは、ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会」に共感した企業・団体と連携し、2020年オリンピック・パラリンピック、2025年大阪万博など、大規模イベントにて本サービスが活用されることで、世界中の人々に日本のおもてなしを提供することを目指し、「&HAND」の社会実装を推進。

今回の実証実験では、「すべてのひとに優しい空を♪」というスローガンのもと、すべてのユーザーが空港や飛行機をストレスなく利用できる「ユニバーサルなサービス」の提供に取り組むANAと共同でPLAYERSが、社会実装を目指して開発している「&HAND」を活用した端末を、羽田空港に設置。

ユーザーが、空港への到着時に「電車・バスの乗り換えがわからない」、「荷物を運ぶのを手伝ってほしい」などの困りごとが起きた際に端末を操作すると、事前に「&HAND」サポーターの登録を行ったANAグループ社員ボランティアとマッチングされ、手助けを受けられる仕組み。

今回の実証実験の結果を通じて、PLAYERSでは「&HAND」の社会実装に向けたサービスの改善を行っていき、ANAでは、旅行に不慣れなユーザーや移動に不安があるユーザーの不安やニーズの把握等を行っていき、ユーザー一人ひとりの希望に寄り添った環境づくりに繋げていくとしている。

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