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フィールドワークスと映像メディア総合研究所は、全国6,000人規模(うち有料動画配信利用者1,000人)のネットアンケート調査を実施。定額制見放題(SVOD)、都度課金制レンタル(TVOD)、デジタルデータ購入(EST)の3つの有料動画配信サービスについて、利用動向を詳細に分析したレポートを9月1日に発行すると発表した。
主なトピックスは4つ。
- SVOD、TVOD、ESTのいずれかを過去1年以内に利用した人の割合(有料動画配信サービスの利用率)が2割に到達
- SVOD利用層の割合は前年から1.2ポイント拡大の92.6%となり、SVODの存在感の高まりをみせた
- 認知率では、Amazonプライム・ビデオが前年から+10.1ポイントの49.1%で、昨年トップのHuluを抜いて1位に
- 有料動画配信サービスの利用率では、Amazonプライム・ビデオが前年から2.5ポイント伸長して8.7%、後続を引き離す結果に
有料動画配信サービスの利用率は2割に
SVOD、TVOD、ESTのいずれかを過去1年以内に利用した人の割合(有料動画配信サービスの利用率)が2割に達したという。
他の映像視聴サービスとの比較では、映画館が43.8%、DVD・ブルーレイのレンタルが24.6%、DVD・ブルーレイの購入が19.3%、有料テレビ放送が20.0%で、有料動画配信サービスは、有料テレビ放送とDVD・ブルーレイの購入を超え、レンタルの利用率に4ポイント差と迫る結果に。
定額制見放題(SVOD)が前年から3.9ポイント増加し17.7%となり、有料動画配信の利用を牽引。
VOD利用者のSVOD利用層は92.6%で拡大傾向に
SVODとTVODのいずれかを利用するVOD利用者のうち、SVODのみを利用する層は57.2%、TVODのみを利用する層は7.3%、併用層は35.4%。
VOD利用者全体のうち、SVOD利用層の割合は前年から1.2ポイント拡大し92.6%に。
一方、TVODの利用層は前年から3.6ポイント縮小し42.8%となり、SVODの存在感がさらに高まる結果となった。
Amazonプライム・ビデオが大幅な認知拡大に成功
有料動画配信サービスの認知では、Amazonプライム・ビデオが前年から10.1ポイントと大幅に認知が進み49.1%を獲得。前年までトップであったHuluを1.7ポイント差で上回ったという。
また、NetflixとDAZNも前年からの伸びが大きく、Netflixは7.4ポイント増で34.7%、DAZNは9.0ポイント増で32.1%に。
有料動画配信サービスの利用率、Amazonプライム・ビデオが独走
有料動画配信サービスの利用率(回答者全体における各サービスの利用者割合)では、Amazonプライム・ビデオが前年から2.5ポイント伸長して8.7%となり、後続をさらに引き離す結果となった。
続くNetflixは、Huluを僅差で上回り利用率の2位に浮上。ほか、アニメ専門サービスのdアニメストアが前年の14位から9位へと順位を上げ、トップ10に浮上。
※調査概要
調査目的:有料動画配信サービス利用者の利用実態の把握
調査対象メディア・サービス:
(詳細調査)定額制見放題(SVOD)都度課金制レンタル(TVOD)デジタルデータ購入(EST)
(利用率のみ調査)映画興行 有料放送 DVD、ブルーレイのレンタル DVD、ブルーレイの購入 無料動画サービス
調査期間:2019年6月28日~7月2日
調査対象者:13~69歳男女
調査エリア:全国
調査方法:インターネットアンケート調査
集計サンプル数:5,934人
<出典元>
「DVD、ブルーレイのレンタル(24.6%)に、4 ポイント差と迫る 」
フィールドワークス