ファーストペンギンは、1回以上転職を経験したことがある東京都内在住、年収400万〜800万円、22〜35歳男女の方を対象に「キャリア」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

主なトピックスは4つ。

  • 人生100年時代の働き方において、「これからの人生に不安がある」人は69.3%と半数以上に
  • キャリアアップの意味トップ3は、「スキルを上げる」「年収を上げる」「出世をする」
  • キャリアアップの印象、「目指したい」が46.7%となった一方で「大変そう」という意見も43.0%に
  • 目指す働き方について、「無理をしない働き方」が31.5%を獲得し、働き方改革を後押しする結果に

人生100年時代の働き方において、「これからの人生に不安がある」が69.3%

大企業が副業を解禁し、また人生100年時代が叫ばれるなか、今までと異なる新しい環境において「これからの人生に不安はありますか?」と質問したところ、「とても不安」「少し不安」と答えた人が69.3%と半数以上の結果に。

寿命の延長に伴い、仕事からの引退も長引くことが予想され不安に思っている人が多いことがわかったという。

キャリアアップの意味は「スキルを上げる」が57.7%

『「キャリアアップ」という言葉の意味をどのように考えていますか?』という質問では、「スキルを上げる」が最多で57.7%に。次いで「年収を上げる」56.8%、「出世をする」48.6%、「自由に働く」15.3%と続く結果となった。

43.0%がキャリアアップは「大変そう」という印象も

『「キャリアアップ」という言葉への印象を教えてください』と質問したところ、「目指したい」が46.7%と最多の結果に。このことから、時代は移り変われど、キャリアアップに対する前向きな考え方は世代間を超え共通するものだということがわかったという。

一方で、「大変そう」という意見も43.0%と、懸念を示す人も多いことが明らかに。

新時代の働き方は「無理をしない」31.5%

『これからどのような働き方をしたいですか?』という質問では、「成長できる働き方」37.8%、「スキルを身につけられる働き方」が36.9%と、ほぼ同率の結果に。

その一方で、「無理をしない働き方」も31.5%と、長時間労働などの労働問題に対してシビアに捉えている人が多いことに加え、働き方改革も後押ししている結果が素直に表れたとのことだ。


※調査概要
調査タイトル:キャリアに関する意識調査
有効回答:東京都内在住、年収400万〜800万円、22〜35歳男女、転職経験1回以上:111名
調査期間:2019年8月23日~2019年8月26日

<出典元>
令和現役世代の31.5%が「無理せず働きたい」、人生100年時代のキャリア観が浮き彫りに
1st Penguin