原因は働き方改革か。 ビジネスパーソンの「夏バテ」と「胃腸不調」

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養命酒製造が、ビジネスパーソンの「夏バテ」と「胃腸不調」というテーマで、インターネット調査を2019年7月30日~7月31日の2日間で行い、全国の20歳~59歳の男女のビジネスパーソン1,000名の有効回答を回収した。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

主なトピックスは以下の通り。

ビジネスパーソンの「夏バテ」と「胃腸不調」の実態

20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名(全回答者)に、最近の自身の体調について聞いた。

はじめに、全回答者(1,000名)に、“夏バテ”をどのくらい感じているか聞いたところ、全体の12.5%が「非常に感じている」、45.1%が「やや感じている」と回答し、『感じている(計)』(「非常に感じている」「やや感じている」の合計、以下同じ)と回答した割合は57.6%となり、ビジネスパーソンの約6割が夏の暑さによって体調がすぐれないといった夏バテ症状を抱えているという結果となった。

また、性年代別にみると、30代女性(66.4%)が最も高くなった。

猛暑が続くなか、働く30代女性の多くが仕事や家事に日々奮闘し、疲労を蓄積させているようだという。

続いて、胃腸の調子について聞いた。

全回答者(1,000名)に、“胃腸不調”をどのくらい感じているか聞いたところ、『感じている(計)』と回答した割合は38.5%だった。

なお年代別にみると、『感じている(計)』と回答した割合は30代(42.8%)が最も高くなった。

また、夏バテの実感別にみると、『感じている(計)』と回答した割合は夏バテを感じている男性では52.1%、夏バテを感じている女性では51.6%と、夏バテを感じていない人(男性20.8%、女性19.8%)と比べて30ポイント以上高くなっている。

今夏、夏バテしている男女の2人に1人が胃腸不調に悩んでいるようだ。

ビジネスパーソンの「夏バテ」と「胃腸不調」の原因

まず全回答者(1,000名)に、働き方改革の影響として挙げられることが、自身の職場・仕事の状況にどの程度あてはまるかを聞いた。

『あてはまる(計)』(「非常にあてはまる」「ややあてはまる」の合計、以下同じ)と回答した割合をみると、【残業ができなくなり収入が減った】では31.2%、【残業ができないので昼食時間を削って仕事している】では19.9%、【残業ができないので仕事を持ち帰っている】では13.4%、【仕事量は減らないのに残業を減らせと言われている】では29.4%、【残業できない部下・後輩の分まで仕事をしている】では21.6%という結果になった。

残業ができず収入減少というケースや、“仕事量は同じで残業を減らすように”という指示を受けるケースは少なくないようだ。

さらに胃腸不調を感じる人の割合を職場・仕事の状況別にみると、【残業ができないので仕事を持ち帰っている】に「あてはまる」と回答した人では67.2%となった。

働き方改革で“職場での残業”は減ったが“持ち帰り残業”は増えて、自宅での休息やリフレッシュの機会を失い胃腸不調に悩む姿が垣間見える結果だと言えるだろう。

次に、一緒に働くと夏バテの症状が悪化してしまうと思う人や、食欲不振になってしまうと思う職場の出来事について聞いた。

全回答者(1,000名)に、一緒に働くと“夏バテの症状が悪化してしまう”と思う人を聞いたところ、1位「人の悪口を言ってばかりの人」(43.8%)、2位「常に上から目線な人」(42.0%)、3位「常に否定的な人」(38.5%)、4位「愚痴ってばかりの人」(37.9%)、5位「気分で態度が変わる人」(36.5%)という結果となった。

男女別にみると、女性では「気分で態度が変わる人」が48.6%と、男性(24.4%)と比べて24.2ポイント高くなっており、女性の2人に1人は、態度がコロコロ変わる気分屋と一緒に働くとドッと疲れを感じるようだ。

また、全回答者(1,000名)に、“食欲不振になってしまう”と思う職場の出来事を聞いたところ、1位「嫌いな人が上司になる」(38.0%)、2位「上司の指示がコロコロ変わる」(31.5%)、3位「他人のミスが自分のせいにされる」(27.5%)、4位「行きたくない部署に配置転換になる」(22.6%)、5位「ミスをしてクライアントが大激怒する」(22.2%)という結果となった。

なお、男女別にみると、「上司の指示がコロコロ変わる」(男性23.8%、女性39.2%)や「他人のミスが自分のせいにされる」(男性18.2%、女性36.8%)、「行きたくない部署に配置転換になる」(男性15.0%、女性30.2%)では女性のほうが15ポイント以上高くなった。

女性は男性と比べ、指示が二転三転する上司や責任転嫁、希望しない配置転換にストレスを感じ、食欲不振に陥る傾向が高いとのことだ。

※調査概要
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名
◆調査期間 :2019年7月30日~7月31日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社

<参照元>
ビジネスパーソンの「夏バテ」と「胃腸不調」に関する調査 2019
養命酒製造株式会社

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