アートの価値を可視化するプラットフォーム 「MEKKIK」実証実験開始

tensorXが支援するアートテックスタートアップMEKKIKI PROJECTは、アートの価値を可視化するプラットフォーム「MEKKIKI」の実用化に向けた実証実験を2019年9月12日(木)から16日(月・祝)まで「BASEMENT GINZA(東京都中央区)」にて行うことを発表した。

このプロジェクトは、アーティスト 滝華克文氏の国内初の単独展である「遠慮世代の逆襲展」とのコラボレーション・プロジェクトとして開催される。

MEKKIKIとは

MEKKIKIとは、「アートの民主化」をコアコンセプトに、日本語の「目利き」にならい結成したアートテックスタートアップ、及びプラットフォーム。

MEKKIKIが考えるアートとテクノロジーの融合は、アートの表現手段としてではなく市場活性のためで、特権階級のみ許されていたアートをテクノロジーの力で「興味があれば誰でも楽しむことのできる」ものにするべくスタートしたものだという。

プラットフォームの仕組み

開発コンセプトは「作品の価値は“認知”と“購買欲求”によって高められる」というもの。

展示作品にスマートフォンのカメラを向けると機械学習をもとに対象作品を自動認識し、MEKKIKIサイト内の対象作品ページへでは「Mek(メッケ)」という独自のポイントを付けることが可能。

このMek(メッケ)を気に入った作品に対して積み立てることで、その作品の価値を上げることができるという。

また、作品に対して閲覧者のコメントを投稿することで、新たなコミュニティの構築とアート市場における興味と活性化を狙うとしている。

MEKKIKIは、事業化へ向けて実験と検証を繰り返すことで時代のニーズを取り入れつつ、今後普遍的なプラットフォームの構築へ向けて取り組んでいく方針だ。

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