ナスタは、ネットショッピングを利用している男女1000人を対象に、「置き配」に関する意識調査を実施、2019年8月23日にその結果を発表した。
その結果、約7割が「置き配」に対して不安を感じていることが分った。その理由は、防犯性・水ぬれに関することが約半分を占めていた。その一方で、「置き配」サービスが普及してほしいと思っている人も7割以上おり、防犯・防水対策がされている受け取り方であれば、配達員と対面せずに受け取れることは消費者にも受け入れられるサービスであることがわかった。
主なトピックは3つ。
- 「置き配」不安7割、不安の理由は盗難・個人情報・水ぬれ
- 「置き配」の普及は、防犯性の高さが重要
- 「置き配」利用してみたいのは「宅配ボックス」6割
7割以上が「置き配」にたいして不安を持つ
「置き配」にたいして73.8%の人が不安だと思うと回答した(『不安だと思う』は、「不安だと思う」「どちらかといえば、不安だと思う」の合計)。
荷物がそのまま玄関先に置かれることで、盗難されてしまうのでは、送付状に記載されている個人情報が見られてしまうのでは、荷物が雨に濡れてしまうのでは、ということに不安を感じていた。
防犯性が高ければ67.9%が「置き配」を利用してみたい
「置き配」サービスは76.5%の人が普及してほしいと思うと回答した。(『普及してほしいと思う』は、「普及してほしいと思う」「どちらかといえば、普及してほしいと思う」の合計)。
防犯性の高いサービスであれば、67.9%の人が「置き配」を利用してみたいと思っていた。
もっとも利用してみたいのは「宅配ボックス」
「置き配」サービスで指定できる荷物の受け取り場所の中で、もっとも利用してみたいのは58.1%の人が「宅配ボックス」と回答した。
防犯性・防水性に不安を感じていた人も、宅配ボックスであれば「置き配」サービスを利用してみたいという結果となった。
調査の結果から、「置き配」サービスにおいて、荷物を雨や盗難から守るものとして、「宅配ボックス」が最も有効な荷物の受け取り場所として求められていることがわかった。
また、荷物の有無で宅配ボックスの形状が変化し、留守だと知らせてしまわないようにすること、雨に濡れて荷物が痛まないように、素材や形状を考慮することなど、荷物の受け取りに関して、防犯面や機能面で不安や心配を感じてしまう新たなストレスが生じないよう、配慮することがサービス普及につながるという結果となった。
※調査概要
調査対象者:ネットショッピングを利用している人
調査時期:2019年6月22日~6月23日
調査方法:インターネットリサーチ
調査人数:1000人(男性497人、女性503人)
対象年齢:20代199人/30代195人/40代206人/50代200人/60代以上200人
<参照元>
「「置き配」の普及望むも不安7割-不安解消(盗難・個人情報・水ぬれ)が不可欠-」
ナスタ調べ