“人数・質ともに不満足”が4割「20卒採用に関するアンケート調査」

大学生を対象にしたキャリア教育支援NPOエンカレッジは、新卒採用活動を実施している企業の採用担当者166名を対象に、7月時点での新卒採用活動状況についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

回答企業の属性は以下の通り。

主なトピックスは2つ。

「人数・質ともに不満足」な企業が4割

20卒採用に関する「自社の採用状況についての評価」を訊ねたところ、「人数・質ともに不満足」が40.4%と最多に。一方で、「人数・質ともに満足」だと回答した企業は約2.5割に留まり、納得のいく新卒採用が出来ていない企業の方が多く存在することが明らかになった。

また同社は、「質」よりも「人数」に課題を感じている企業の割合が10.3pt高いことから、売り手市場の採用環境において、企業は人数の確保に苦労している傾向があるとの見解を示した。

「内定者の1/3以上が辞退」してしまう企業が4割

「内定数に占める内定辞退の割合」では、内定辞退の割合を「内定数の10%未満」に抑えられている企業が約4割存在する一方、「内定数の3割以上」つまり「内定者の3人に1人以上が辞退」してしまう企業もほぼ同数存在していることがわかったという。

同団体が2019年6月8日から同月15日にかけて20卒の就活生483名を対象に実施したWEBアンケート調査でも、半数以上の就活生が「内定を辞退した経験がある」という結果に。

回答した採用担当者からは、「内定辞退率をどう減らすことができるかが大きな課題」、「内定までなんとか持ち込めるが、その後他社比較の上で断られてしまう」などといった学生たちの内定辞退に頭を悩ませる声も挙がっていたとのことだ。


※調査概要
調査対象:20卒学生を対象とした採用活動を実施している企業の採用担当者
調査期間:2019年7月2日(火)から7月3日(水)
回答方法:WEBにて回答
有効回答数:166名

<出典元>
【採用担当166名に聞いた!】20卒採用はうまくいった?
RECCOO

モバイルバージョンを終了