パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2019年8月19日、dodaエージェントサービスを利用したビジネスパーソン約20万人の転職した年齢について調査結果を発表した。

主なトピックは3つ。

  • 2019年1月〜6月の6カ月間で転職した人の平均年齢は31.7歳
  • 「専門職系」で転職した人の平均年齢は34.4歳まで上がり、10職種中2番目に高い
  • 「営業系」は、20代以下での転職が6割を超える

2019年上半期に転職した人たちの平均年齢は31.7歳

2019年上半期に転職した人たちの平均年齢は31.7歳で、前回調査(2018年下半期)と同様の結果となった。

男女別では、男性の平均年齢は32.6歳と前回から0.2歳アップしたが、女性は前回調査と同じく29.8歳だった。女性の転職年齢は、2007年の27.6歳から徐々に上がり続け、ここ3年ほど高止まりの傾向にある。

年齢の内訳を見ると、もっとも割合が高いのは「25〜29歳」の39.6%で、次いで「30〜34歳」の23.1%、「40歳以上」の14.4%が続いた。前回調査と比較すると、「30〜34歳」「35〜39歳」の割合が下がった。

一方で「24歳以下」「25〜29歳」「40歳以上」の割合が上がっており、転職者の数で比較しても増加している。

専門職系の転職年齢は2番目に高い34.4歳まで上がる

職種別に見ると、「企画・管理系」(35.0歳)が前回調査に引き続き、平均年齢がもっとも高い結果になった。また、2007年以降では「専門職系」(34.4歳)が「技術系(建築/土木)」(33.4歳)の平均年齢を初めて上回り、2番目に高くなった。

一方で、「技術系(建築/土木)」の平均年齢は2015年下半期の37.0歳をピークに下降傾向にあり、前回調査と比べ0.9歳下がった。そのほかの職種については、前回調査とほぼ同様の結果となった。

6割を超える20代の営業職の転職

職種別に年齢の内訳を見ると、20代以下の割合が半数を超えたのは「営業系」「販売/サービス系」の2職種だった。特に「営業系」については61.5%と、前回調査から1.9ポイント増加しており、20代以下での転職が多い傾向が続いている。

また前回調査において、20代以下と30代で12.8ポイントの差があった「企画・管理系」は、1.7ポイント差まで縮まっており、30代に次いで20代以下の割合も大きく伸びた。


※調査概要
2007年7月〜2019年6月の間に、dodaエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソン約20万人のデータをもとに算出した。

<参照元>
「転職サービス「doda」転職成功者の年齢調査(2019年上半期) 転職成功者の平均年齢は31.7歳、20代以下の転職者が増加 ~「営業系」は、20代以下での転職が6割を超える~」
パーソルキャリア